ソフトウェア工学研究会ウィンターワークショップ「サービス指向セッション」 2020年1月24日(金), 25日(土)
- テーマ: サービスコンピューティングのこれまでのあゆみと今後の技術ロードマップ
- 日程: 2020年1月24日(金), 25日(土)
- 場所: 専門学校YIC京都工科自動車大学校 (貸し教室)
- 参加者:
- 中村 匡秀 (神戸大学)
- 細野 繁 (東京工科大学)
- 菊地 伸治 (NIMS)
- 木村 功作 (富士通研究所)
- 山登 庸次 (NTT)
- 村上 陽平 (立命館大学)
- 中口 孝雄 (京都情報大学院大学)
- 横井 一輝 (NTTデータ)
実施報告
(2020-01-31 中村)
委員長の中村@神戸大学です.
SC研究会では,毎年1月,情報処理学会・ソフトウェア工学研究会が主催する ウィンターワークショップ に参加し,企画セッションを実施しています. 初めて参加したのは,ウィンターワークショップ2010・イン・倉敷だったので, SC研究会としてちょうど10年になりました.
ウィンターワークショップは通常の研究会とは異なり,1泊2日のワークショップ 形式で,様々な話題をざっくばらんに議論します.その目玉はナイトセッション であり,分野を超えた様々な人たちとお酒を交えて議論する大変楽しいワークショップです.
ですが例年参加者は減る一方で,今年の開催からはナイトセッションもなくなり, ホテルも各自手配となって,縮小運営されることになりました.
SC研として今年もセッション企画をすべきか幹事団で議論したのですが, やはり続けることは大事だということで,今年も実施しました.
今年の議題は,「サービスコンピューティングのこれまでのあゆみと 今後の技術ロードマップ」ということで,これまでのサービスコンピューティング の歴史を振り返り,__温故知新__を行って,これから進めていくべき研究や技術の ロードマップを整理しようというものでした.
SOAの概念が出てもうすぐ20年になりますが,その間様々な新しい技術が登場し, 実用化されたもの,廃れて忘れ去られてしまったもの,様々です. ワークショップでは,参加者各々が,これまでのサービスコンピューティング とどのようにかかわってきたか,その歴史を振り返るとともに,今後どうしていくべきかを 2日間で議論しました.今後の技術ロードマップは整理して,近い将来論文として まとめようということになりました.
ワークショップの様子
中村が撮影した写真やスライドからワークショップの様子を紹介します.
ワークショップのオープニング.立命館大学・丸山先生のごあいさつ.
今年のサービス指向セッションの主旨.
サービスコンピューティングの歴史をざっと振り返ったものです. 色んな技術がありました.
有名なPapazoglou先生の論文.2005年のジャーナル論文です.
エンタプライズシステムのアーキテクチャもずいぶんと様変わりしました.
サービスコンピューティング国際会議(SCC)の歴代プロシーディングに掲載された 論文タイトルから作成したタグクラウド.時代を追うごとに注目されている キーワードの変遷が見られます.
今回の参加者の一部.2日目の最後に撮ったので一部の人は入ってません.
懇親会の様子
いつもは宿でナイトセッションですが,今年は居酒屋で懇親会でした. 京都駅近くの「竜馬」で軍鶏(しゃも)料理を食べました.
来年もまた参加できますように.
次回の予定
次回は,2020年3月16日に日立製作所・中央研究所で第33回サービスコンピューティング研究会を開催します.
みなさん,ふるってご参加ください!!